素晴らしい子供たち

こんばんは野球コーナーの増井です。

つい先日のこと、スパイクを持った中学生の子供さんとお母さま、ご兄弟の方々がご来店されました。子どもさんたちは各々手提げかばんんを持たれていました。

一番上のお兄ちゃんが履かれているスパイクの不具合の相談に来られました。

一通りご説明して、少し修理して、無事元通り。代金はいただきませんとお伝えすると、たいそう喜んでいただきお兄ちゃんも礼儀正しくお礼を言ってくれました。その後グラブオイルなどもご覧になってましたが、ふと目をやると弟さんと妹さんがカタログ等が置いてある机のところで椅子に腰かけて何か読んでます。

静かすぎて気が付かなかったくらいです。基本、子供ですからいろんなものが置いてあるお店でテンション上がって楽しそうにされる子供さんがほとんどですから、お兄ちゃんの買い物を静かに座って本を読む弟さんと妹さんなんか今まで見たことなかったです。つい嬉しくなって何の本読んでるの?と近寄ってみるとその本の内容に2度も3度もびっくり。妹さんはまだ小さいので迷路の本で遊んでおられました。それだけでもいい子で待てるのが凄いと思うところですが、弟さんの読んでる本の題名「憲法って何だろう」「南極の不思議」「平家物語」

図書館で借りているらしいのですが、小生増井はこんな本など一度も興味を持ったことはなかった気がします。本自体はドラえもんや漫画の平家物語ですが、そんな本を出先で読む、なんか異次元の人物になる気がしてその子の将来を勝手に楽しみに思ってしまい、お母さまの許可を頂き、写真も一枚撮らせていただきました。

お母様やお家の方々がさぞかし丁寧に、子供の興味を引き出す可能性のある素晴らしい向き合い方をされているのだと、これまた勝手に想像させていただきました。IMG_6673

さらにこの写真を撮らせてもらった数分後に見てみると、弟さん椅子の上に正座をして本を読んでました。いや~参りました。うちのやんちゃ娘たちにこの子の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいくらいです。ですが、子は鏡。まずは大人から、自分の至らないところを見直すことからですね。今度来店されたらお母様に極意をお尋ねしよう。