昭和のラケット

こんばんは野球コーナーの増井です。

普段は野球コーナーばかりですが今日はラケットの話題。(ラケットのガットを張ることもあるので)

 

本日の午前中に硬式ラケットのガット張りを本日中に仕上げて欲しいお客様がご来店。

事情をお伺いするとお亡くなりになられた方の棺に入れられるとのこと。故人の方が大事に使っていただいてたのをご遺族の方が思ってのこと。事が事なのでご希望通りに張ることに

そしてラケットを見たら、わたくしが産まれるよりも前であろうとわかる程の古き良きラケット。

今の若い方はご存知ないと思いますが『カワサキ』のラケット。当時のラケットメーカーと言えば

カワサキ、フタバヤ、ヤマハ、ダンロップ、今と比べると僅かなシェアでヨネックスとミズノってところでしょうか?

ビフォアがないですが、きれいにそうじして張り終えました。

もちろんメイドインジャパン

そしてふと気になったグリップ、古くなってボロボロでした。

スピリチュアルな分野の世界で思う存分テニスを楽しんで!とご遺族の方は思っておられるのでしょうから直接握るグリップも重要。

ラケットに貼られていた名前のシールも間違いなくモミジヤの物。時代を超えて故人もご遺族の方もモミジヤを贔屓にしてくださってることを思ったら、ほんのわずかでもお気持ちに添えることができないかと思い

ここだけの話、内緒ですが、グリップテープを貼らせていただきました。

完璧。これで晴れて元の持ち主のもとへ帰ってもらえます。